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竜巻 |
竜巻が起きやすい時
竜巻は、発達した積乱雲に伴う強い上昇気流によって発生する激しい渦巻きです。

積乱雲が発生しやすい気象条件の時に竜巻も発生しやすくなります。
日本では主に竜巻は、台風などの影響で南から暖かい空気が流れ込んだり、上空に冷たい空気が入ってきて、地上と上空の気温差が大きくなった時に多く発生しています。
発達した積乱雲が近づいているときの兆し
- 真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる
- 雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
- ひやっとした冷たい風が吹き出す
- 大粒の雨や「ひょう」が降り出す
竜巻による被害
- 短時間で狭い範囲に集中して被害
- 被害は数分~数十分で長さ数㎞~数十km・幅数十~数百mの狭い範囲に集中します
- スピードが非常に速い時も
過去に発生した竜巻の中には、時速約90㎞(秒速25m)で移動したものもあります
- 建物が倒壊、車が転倒
強い竜巻に襲われると、強い風によって建物が倒壊したり、車が転倒することがあります
- 巻き上げられたり、猛スピードで飛んできます
人や様々なものが飛ばされるだけでなく、巻き上げられたものが猛スピードで飛んでくることも竜巻の恐ろしさです
- 建物の中にいても、飛んできたものが窓ガラスを割ったり、壁に刺さったりするので注意が必要です
軽い木材であっても竜巻により猛スピードで飛来すると、簡単に住宅の壁に刺さったり突き破ったりします
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竜巻の時はどのように行動したらいいか |
竜巻は短時間に猛スピードで様々なものを巻き上げながら、建物などに甚大な被害を与えます。すぐに身を守るための行動をとってください。
- 屋外にいる場合
- 近くの頑丈な建物に避難するか頑丈な構造物の物陰に入って、身を小さくしてください
- 物置や車庫、プレハブ(仮設建築物)の中は危険ですので避難場所にはしないでください
- 電柱や太い樹木も倒壊することがありますので、近寄らないようにしてください
- 周辺に身を守る建物がない場合には、水路などくぼんだところに身を伏せて両腕で頭や首を守ってください
- 屋内にいる場合
- 一般の住宅では雨戸、窓やカーテンを閉め、家の1階の窓のない部屋に移動してください
- 丈夫な机やテーブルの下に入るなど、身を小さくして頭を守ってください
- 大きなガラス窓の下や周囲は大変危険ですので窓ガラスから離れてください
- 普段から心がけておくこと
- 竜巻注意情報等の情報の入手手段を調べておきましょう
- 屋内外の避難場所・避難方法を考えておきましょう
- ガラスの破砕防止対策(飛散防止フィルムを貼ること等)も有効です
- 加入している保険が竜巻による被害を対象としているか、確認してみましょう。
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